■福井銘菓・羽二重餅■
へしこはお酒にはとても良く合うらしく、ボクの父親は好きなようですが、ボクにはちょっと苦手な部類に入るものですね。
オトナの味というのでしょうか、コドモのボクには、それほどおいしいものと思えないようですね。
へしこは、塩漬けにした鯖をぬかに漬け込んで作る、福井県若狭地方の伝統料理です。
完成まで数ヶ月以上とかなり手のかかるものですが、北陸地方では昔から冬場の保存食として欠かせないものとして代々伝えられてきました。
「へしこ」の意味はというと、魚を塩漬けにした後ぬかに漬け込むことです。
漬け込むことを若狭地方の方言では「へしこむ」と言うので、それがなまったか、或いは略されたことでその名前がつけられたとされています。
鯖だけでなく、イワシやニシン、フグなどでも作られる「へしこ」ですが、その期限は江戸時代中頃とされています。
食べ方としては、焼いて食べるのが最もポピュラーですが、お茶漬けなどもいいようです。
アンチョビみたいな感覚でパスタに使うのもいいですね。
お酒のツマミとしては抜群だと父親は話していましたが。
へしこは福井の名産品ということから、美浜町にはゆるキャラの「へし子ちゃん」というものもあります。
美浜野へし子というのが本名だそうですが…。