金沢ご当地グルメNAVI

加賀の治部煮

加賀を代表する料理として三本指に入るのが治部煮です。
鴨肉や鶏肉の切り身に片栗粉をまぶしたものと、麩やせりなどの野菜をだしで煮て、薬味としてわさびを添える椀物料理です。
片栗粉が肉のうまみを閉じ込めると共に、だしにも適度なとろみがつくことでうまみが増します。

治部煮という料理の起源や名前の由来については、諸説があって定かではないようです。
山村で野鳥を用いて作られていた鉄鍋料理が武士のもてなし料理となったという説もあれば、加賀藩の前田利家公が親交のあったキリシタン大名である高山右近が藩に滞在していたときに訪ねた宣教師が考案したものであるという説もあります。

治部煮という名がつけられたのは、文禄の役で豊臣秀吉の兵糧奉公だった岡部治部右衛門がこの料理を出したことで「治部」となったという説もあれば、鍋でジブジブと煮えるようすからそのまま擬音語として料理名となったという説もあるのです。

現在では、広く一般に食されるのはもちろん、結婚式など祝いの膳として欠かせない椀物でもあります。
加賀地方を代表する郷土料理として、全国的にもその名前は知られています。

家で作ることもできますが、こういう料理はボクにとってはなんだか特別な感じがするので、できればその土地に行って食べたいなと思います。
片町周辺の武家屋敷なんかを歩いて回った後に、ぜひ。