かにまき汁

「かにまき汁」は、宮崎県北郷町に伝わる郷土料理、伝統料理のひとつです。
宮崎県北郷町は、現在は、合併によって日南市になっています。
鰐塚山地の東のはしにあり、町の全体が山地となっているところです。
町の総面積の約88%が森林という自然がいっぱいの里です。
そんなところで生まれた「かにまき汁」は、当然のように自然の恵みである山の幸、川の幸がいっぱいの、ご当地でなければ味わうことができない食べ物なのです。

「かにまき汁」は、山太郎ガニ、別名モクズガニと呼ばれる川ガニの一種を入れて作るものです。
この地方では、川でとれる山太郎ガニが生活に欠かせない貴重なたんぱく源なのです。

かにまき汁は、どの家庭でも作られ食べられてきました。 生きたままのカニをよく洗った後、甲羅を外して、足と身はそのまま臼に入れ、砕いていきます。
そこにみそを加え、水を加えてザルでこします。
弱火でゆっくり加熱していくことで、カニみその成分によってだんだんとメレンゲのようにまとまったものができてきます。
逆に汁はどんどん澄んできます。

ここに、生姜やネギ、ゆずの皮などの薬味を好みで入れて食べるのです。
濃厚なうまみが口の中全体に広がって、やみつきになると言います。
というボクも、まだ食べたことはないのですが、ぜひ一度食べてみたい料理です。
全国各地のおいしいものを食べ歩けるグルメリポーターってあこがれちゃいますよね。