奈良ご当地グルメNAVI

珍味?きなこ雑煮

日本の正月に欠かせない料理のひとつが雑煮です。

しかし、この雑煮というもの、地域によってまったく様相が違います。

しょう油味だったり、みそ味だったり、酒粕で白濁していたり、ほとんどつゆがなかったり。

汁だけでもそれだけ変化があるのに、中の具材も地方によってまったく異なるのが面白いところです。

あらためて日本って広いな、と思います。

奈良の雑煮は、その中でも際立った違いがあるいわゆる「変わりダネ」です。

一般に「きなこ雑煮」と呼ばれ、雑煮の餅を砂糖入りのきな粉につけて、まるで「あべかわ餅」のようにして食べるのが特長です。

お椀の他の中身は、「人の頭」になるように頭芋(ヤツガシラ)を、豆腐は「白壁の蔵」を、コンニャクは「土蔵」を表すもので、蔵が建つようにと四角く切られています。

そして、丸く一年が過ごせるようにと、餅は丸餅が使われます。
大根、ニンジンも同様に丸くと願って輪切りに。
さらに、きな粉の黄色が米の豊作を願うことを意味しています。すべては、家族の健康と子孫繁栄を願っての食の工夫から考えられているのです。