奈良ご当地グルメNAVI

飛鳥鍋

大和鍋のところでも触れましたが、ちょっと似たところがある作りの料理が、この「飛鳥鍋」です。

飛鳥鍋は、ひと言で言ってしまえば、牛乳ベースの汁で味わう鍋料理です。
大和鍋が最近考案されたものであるのに対し、こちらはかなり古くから食べられていた、郷土の伝統料理と言えます。

由来としては、飛鳥時代に唐からやって来た僧侶が、寒さをしのぐためにヤギの乳で作った鍋料理を作ったのが最初と言われています。
鶏ガラでとった出汁に、白味噌と、今は普通の牛乳を加えて、鶏のもも肉とにんじん、ささがきごぼう、白ねぎ、大根、もやし、しいたけ、白菜や水菜などの野菜をたっぷりと入れ、それに豆腐や糸こんにゃくなどを加えて煮こみます。

食べる時にしょうがや一味唐辛子などを加えて、好みで溶き卵につけます。 ヤギの乳では多少くさみも出ますが、普通の牛乳であればにおいも気に名ませんし、牛乳によって味はまろやかになり、あっさりした中にコクが感じられる深い味わいになります。

これだけ具材が入っているので栄養も満点です。 特に寒い冬には嬉しい料理ですね。
動物の乳を使う料理は、北海道など比較的寒冷な土地では多様される調理方法ですが、奈良も山間地と盆地という地形のため、冬の寒さは格別なため、こうした料理が好まれたのだろうと思います。